あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

昨年を振り返ると”速さ””わかりやすさ”が重要視される世の中になった、と実感する。もちろんツイッターもそうだが、例えば、”もしドラ”が本の売れ筋ランキングトップに輝いたり、池上彰が人気だったり、ということだ。

別に前二者を批判するわけでは無いが、昨今の世の中は物事の本質を掴みあげた本物では無く(例えば専門書や生のニュース、専門家の意見)、それをわかりやすく噛み砕いたものの方がありがたがられる世の中、と言うことだろう。この”わかりやすい”というのがどうも疑問である。確かにわかりやすくものを伝えるのは難しい。しかし、そこでは失われるものがある。つまり、小説のあらすじだけを読んで、その小説の内容をわかった気になることと同じである。

さて、もう一点いいたいことをあげれば、このネット上に流された情報というものは、作者が亡くなった後も半永久的に生き延びるものである。つまり、歴史に残る、というわけだ。だから、速報性を求めるのもいいが、歴史に残る事をしっかり自覚して、内容がある文章を書くことが重要だとも思える。

この2点から、今年も、当ブログでは速報性より、内容重視の姿勢で、このブログでしか得られない、独自の情報を、平均して一ヶ月に一回程度の頻度で(つまり年12回程度)発表していきたいと思う。もちろん、今の内容ではまだまだ浅い、という指摘もあると思うので、精進していきたいと思う。

個人的に、評論を書くのは好きである。だから、できる限り、このブログの更新は続けていこうと思う。速報性は無いので、世間の流行の話題から数周遅れで、その考察を述べることになるとは思いますが、これからもよろしくお願い申し上げます。

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