風景紹介:和見峠

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個人的に、割と定番記事になってきた風景紹介。今回は、東京から日帰りで行け、かつ自転車だからこそ出会える、原風景を紹介したい。
*色調に加工を加えています

場所は林道和見棚頭線。
地図によっては、道路がつながっていないように表記されている場合もあるが、実際はつながっている。ゲートもあるが開いている為、通行に問題はない。今回は上野原側からアプローチをした。道路の案内標識で分岐点が示されているので分かり易い。
上野原側は、勾配図を見て頂ければ明らかであるが、斜度のキツイ部分が多い。しかし、大月側よりは路面がきれいというメリットがあり、実際一部区間に関しては、舗装されたばかりのようだった。
頂上手前が、最初に示した写真と上の写真である。東京近辺ではあまり見られない棚田の景色。どこか懐かしさを感じる風景である。一瞬だけだが、麓の方向にも景色が開ける。
なお、写真の通り、道幅は狭く、頂上まで車で行くのは、軽自動車でなければかなり大変だろう。

その先は、少し路面が荒れている場所を通過した後、じめじめした、苔むした路面になる。 紅葉の時期はきれいではあったが、止まったら再スタートできなさそうだったため、写真はとれず...
さらに進むと、頂上付近から、別の林道(林道檜尾根線)が分岐しているが、こちらはゲートが閉まっているうえに、完全にダートである。

そして下りに入る。
落ち葉が積もっているが、とても紅葉がきれいな道である。実際、山全体が色づいていた。
僅かではあるが、景色が開ける場所もある。
和見峠は標高900m近いこともあるので、景色が開けると、遠くまで一望できるのだ。

所々、小さな落石があり、また一面苔むしている場所や舗装が荒れている部分があり、少しナーバスになるが、交通量が多い道ではないので、マイペースで下れば問題ない。
交通の便があまりよろしくなく、 限界集落化しているようではあるが、どこか懐かしい里山風景に会える、穴場スポットである。この付近にはトレーニングで有名な峠が多いが、時にはガツガツ走らず、ゆっくり景色を楽しみながら一踏み一踏みを味わうのも、良いかもしれない。

路面状況や道幅を考えると、この和見峠は自転車だからこそ楽しめる景色だと思う。

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