2024年後半導入機材インプレ:Swiss stop Catalyst Rotor, EXOTherm2, IRC Formula Pro 2024モデル、COX body damper

最近恒例のプチインプレ集。2024年後半はあまり新機材導入はなかったので、簡潔に。
 
<自転車関連>
 

これまで、デュラエースのR9200系純正のローター&パッドの組み合わせだったが、オーバーホールのタイミングで、Swiss stopの製品を導入してみた。Swiss stopはリムブレーキ時代、一時期使っていたが、特に、Black princeはとても印象が良く、今回も期待していた。
 
まず、パッドについて。こちらは初期制動はデュラエースよりマイルドな印象だが、握っていくとしっかり効いてくるので、コントロールしやすいパッドである。もちろん、ガツンと効く方が好きな人にはデュラエースの方が良いかもしれない。 
また、少なくとも僕自身は、ほとんど差が分からなかったが、冷却フィンが明らかに大きいことを踏まえると、長い下りで制動力に差が出ることもあるのかもしれない。
 
次にローターについて。こちらは明確に頑丈=歪みにくいと感じる。ローター自体の硬さも感じるので、耐久性にも期待したい(現在、半年弱使っているが、今のところ、全く問題なしである)。そして、横風にも強いと感じる。
 
綜合的に考えると、わずかな差とは言え、おススメできる製品である。ローターだけの交換、パッドだけの交換と比べて、同じメーカーでローラーとパッドをそろえられるという点でも、Swiss stopはお勧めである。
 
 
IRCの2024年新作。こちらはサブバイク用なので、25Cということもあり、一般的な28Cではまた印象が違うかもしれないことにご留意頂きたいが、極めてオーソドックスなタイヤと感じる。良い意味で癖が無い。
少し硬さは感じるが(25Cなので、多少空気圧を上げないといけない影響もあるだろう)、グリップ力もドライ・ウェットともに十分で、転がり抵抗は感動するほどではないが、少なくとも全然転がらないタイヤではない。 
Tubelessをうたっているだけあり、チューブレス対応のホイールに装着すると、シーラントを入れなくても、ラテックスチューブ程度の空気保持性はあるように思う。
値段もそこまで高くないし、一本で練習からレースまで全て済ませたいとなると、おススメできるタイヤである。
 
<車関連>
 
よく、ドアを閉めただけで分かる、と噂されるボディダンパー。個人的に、そこまでは分からなかったが、走り始めですぐ差を感じることが出来た。
突き上げがマイルドになり、ボディの不快な揺れが抑えられ、車の走りが上質になる感触。車体側の加工もいらないし、対応車種であればリピートしたい製品である。目線が安定するのでついスピードを出したくなるのが(公道を走るうえでは)弱点か。
これまで、色々なボディ補強を試してきたが、個人的には、元の車体の剛性バランスが崩れないので、一番印象が良い。 メーカー純正の走りの良いところを引き出したいときにおススメの製品である。

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