(前の投稿から続いています)
[転がり抵抗]
同じ気圧で走っても、クリンチャーより、明らかに転がり抵抗が少ない。もちろん、速くなるかは、練習の差や、コースによってはスポークテンション差のほうが大きいだろうが、少しでも楽に走れることにつながるだろうから、歓迎できる性能だ。
前にも述べたが、空気圧を上げても、クリンチャーと違い、あまり跳ねないため、転がり抵抗を優先したセッティングが可能だ。僕の場合、普段より1気圧上げても、まったく乗り心地に問題なく(もちろん、若干衝撃は多くなるが)、滑らかに進む、非常に好みのフィーリングを実現できた。
[重さ]
これは、気にしている人も多いだろうが、確かに、外周部の約50gの差は、分かる。ただ、すぐ慣れる範囲だ。踏み出しの際に、神経を研ぎ澄まして、やっと分かる程度まで、慣れてしまう。 しかも、スピードがのってくると、まったく気にならず、転がり抵抗の少なさのおかげで、むしろ走りは軽い。
上りでは、少なくとも、緩斜面では、転がり抵抗の影響の方が多く現れ、走りは、以前より軽く感じる。急斜面でも、別に引っ張られるような感じはないので、タイヤの影響の差より、練習量の差の方が出るだろう。トラクションのかかりの良さから、ぐっと踏み込むと、路面をしっかりとらえ、むしろ、クリンチャーより印象が良い。
[さらに実験]
軽量クリンチャーとの直接比較。
F:フュージョン3
R:コンチネンタル アタック+スタンダードなブチルチューブ(ミシュラン製)
意外にも、走りの軽さというものは感じなかった。 もちろん、スポークテンションとシューズが以前と変わっていることで、差が打ち消された可能性があるが、しかし、リアは、
・フォース+ラテックスチューブ
と重量的には、差がほぼないはずで(すなわち、チューブレスよりはかなり軽い)、チューブのしなやかさが低いために、軽さが打ち消された、と考えてよいだろう。もちろん、同時に、チューブレスの転がり抵抗の小ささが実感できたといえる。ちなみに、グリップ力もチューブレスの方がよく、一回、雨の中で、リアを滑らせて、落車してしまった(別に、アタック&フォースは、雨天時のグリップが低いタイヤではない)。
さて、しなやかさだが、路面の荒れている部分を高速で通過すると、明らかにリアの方が跳ねた。フロントは、振動を減衰し、確かにごつごつ来るものの、ハンドルがとられることがない一方、リアは、本当に上下左右にはじかれる。ただ、路面が良い部分では、ほぼ違いがなく、若干、リアの方が、硬い感触がする程度だ。しかし、しなやかなチューブを入れれば、かなり改善するはずで、ヒルクライムでは、どちらが良いかは、難しい。勾配がきつい場合は、むしろ重量優先の方が良いかもしれない。ただ、ロードレースでは、よほど短距離のものでない限り、チューブレスのメリットが生きるのではないだろうか。
すなわち、理想的なのは、耐パンク性が犠牲になっていない軽量なチューブレスタイヤだろう。それに該当するのは、見た限り、ハッチンソン アトム チューブレスくらいしかないが、確かに、アトムは良かった。インプレは、次回。
(次の記事に続いています)
追記(2013/9/8)
フュージョン3ですが、練習用にまわして、クリンチャー化し、もう1万キロ以上走っていますが、全然問題なしです。グリップ力も保たれています。パンクも今だゼロ回です。ただ、亀裂がすごい。チューブレスとして使いたいとは思わない。 とはいえ、驚異的な耐久性がありそうです。
[転がり抵抗]
同じ気圧で走っても、クリンチャーより、明らかに転がり抵抗が少ない。もちろん、速くなるかは、練習の差や、コースによってはスポークテンション差のほうが大きいだろうが、少しでも楽に走れることにつながるだろうから、歓迎できる性能だ。
前にも述べたが、空気圧を上げても、クリンチャーと違い、あまり跳ねないため、転がり抵抗を優先したセッティングが可能だ。僕の場合、普段より1気圧上げても、まったく乗り心地に問題なく(もちろん、若干衝撃は多くなるが)、滑らかに進む、非常に好みのフィーリングを実現できた。
[重さ]
これは、気にしている人も多いだろうが、確かに、外周部の約50gの差は、分かる。ただ、すぐ慣れる範囲だ。踏み出しの際に、神経を研ぎ澄まして、やっと分かる程度まで、慣れてしまう。 しかも、スピードがのってくると、まったく気にならず、転がり抵抗の少なさのおかげで、むしろ走りは軽い。
上りでは、少なくとも、緩斜面では、転がり抵抗の影響の方が多く現れ、走りは、以前より軽く感じる。急斜面でも、別に引っ張られるような感じはないので、タイヤの影響の差より、練習量の差の方が出るだろう。トラクションのかかりの良さから、ぐっと踏み込むと、路面をしっかりとらえ、むしろ、クリンチャーより印象が良い。
[さらに実験]
軽量クリンチャーとの直接比較。
F:フュージョン3
R:コンチネンタル アタック+スタンダードなブチルチューブ(ミシュラン製)
意外にも、走りの軽さというものは感じなかった。 もちろん、スポークテンションとシューズが以前と変わっていることで、差が打ち消された可能性があるが、しかし、リアは、
・フォース+ラテックスチューブ
と重量的には、差がほぼないはずで(すなわち、チューブレスよりはかなり軽い)、チューブのしなやかさが低いために、軽さが打ち消された、と考えてよいだろう。もちろん、同時に、チューブレスの転がり抵抗の小ささが実感できたといえる。ちなみに、グリップ力もチューブレスの方がよく、一回、雨の中で、リアを滑らせて、落車してしまった(別に、アタック&フォースは、雨天時のグリップが低いタイヤではない)。
さて、しなやかさだが、路面の荒れている部分を高速で通過すると、明らかにリアの方が跳ねた。フロントは、振動を減衰し、確かにごつごつ来るものの、ハンドルがとられることがない一方、リアは、本当に上下左右にはじかれる。ただ、路面が良い部分では、ほぼ違いがなく、若干、リアの方が、硬い感触がする程度だ。しかし、しなやかなチューブを入れれば、かなり改善するはずで、ヒルクライムでは、どちらが良いかは、難しい。勾配がきつい場合は、むしろ重量優先の方が良いかもしれない。ただ、ロードレースでは、よほど短距離のものでない限り、チューブレスのメリットが生きるのではないだろうか。
すなわち、理想的なのは、耐パンク性が犠牲になっていない軽量なチューブレスタイヤだろう。それに該当するのは、見た限り、ハッチンソン アトム チューブレスくらいしかないが、確かに、アトムは良かった。インプレは、次回。
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追記(2013/9/8)
フュージョン3ですが、練習用にまわして、クリンチャー化し、もう1万キロ以上走っていますが、全然問題なしです。グリップ力も保たれています。パンクも今だゼロ回です。ただ、亀裂がすごい。チューブレスとして使いたいとは思わない。 とはいえ、驚異的な耐久性がありそうです。
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