一昨年のUCI Gran Fondo世界選手権出場以来、海外のGran Fondoを転戦したいとずっと考えており、今回、ついに実現したので、レポートしたい。
今後も、定期的に海外のGran Fondo遠征をしたいと考えているので、記事に残し、興味のある人にとって少しでも役に立つ情報が提供できればうれしい。
【エントリー】
今回エントリーしたUGFWS Bathurst Cycling Classic B2B は現地のエリートカテゴリー?選手、UCI年代別、ヒルクライム(世界選手権TT予選)、顔見世のクリテリウム、サイクリングなどに分かれている。エントリーフィーは194AUDで約15000円であった。絶対値としては高価であるが110㎞の公道レースということで同様の国内レースと比べると一般的な価格ではないだろうか。
なお、エントリーが遅れるとレイトフィーがかかるので、早めのエントリーが良いだろう。
【アクセス】
今回のレースはBlayneyとBathurstの間を走るレースであるが、イベントの中心であるBathurstはシドニーからもキャンベラからも車で大体3時間である。どちらも電車でも行けて、特にシドニーからであれば、4時間30分程度でアクセスできるが、 やはり車が楽だろう。
道路に関しては、いわゆるハイウェイと、日本でいう国道のような道路をつなげていくが、基本的に街中以外は制限速度が100㎞/h程度であったので、非常に走りやすかった。なお、街中でも60㎞/h程度であった。また、郊外なため、人通りや自転車の通行もなく、どの車も基本的にはほぼ制限速度通り走っていて、極端に遅い車はおらずそういった意味でも運転しやすかった。
今回は、シドニーからアクセスした。シドニーにせよキャンベラにせよ、飛行機は往復5万円程度からあったが、深夜便と早朝便の組み合わせで、仕事の休みを最小限にできるのが、シドニーでANAを使った場合だったので、シドニーとした。
具体的には
NH879羽田22:20発シドニー09:55着
NH880羽田21:30発シドニー05:05着
として、金曜日のみ有給を使い、木曜夜出発、月曜朝到着とし、3日間のみ仕事を休む、2泊4日のスケジュールで遠征をおこなった。
レンタカーはHertzで確保した。例によって、現地でアップグレードしてくれた。
【観光情報】
BathurstとBlayneyは周囲に牧場が広がる、完全な郊外で、少なくとも、とても有名な観光地はなさそうであった。
今回はシドニー周辺を、このサイトを参考にしながら観光した。シドニー中心部に関しては、結局車を公営駐車場に止めて観光した。路上の無料駐車スペースもあったが、やはり地元の方々の車?で埋まっていた。
【レース情報】
前日や前々日、そして当日も会場で受付があるので、前日までは観光できる。当日も8時台のスタートなので極端に早くはないが、やはり会場近くが安心だろう。
なお、スタート地点はBlayneyで、ゴールがBathurst、前日のクリテリウムや受付はBathurst(クリテリウム会場)、当日の受付はBlayney(スタート地点)となっているので注意が必要である。当日はBathurstからBlayneyに人やバイクを輸送してくれるバスのサービスもあったので、Bathurstに宿泊し、荷物を預けてバス移動でもよいし、Blayneyに宿泊し、レース後にBathurstに自走で戻る(最短ルートでは40㎞程度)というプランでも、どちらでも対応可能である。また、スタートからゴールに荷物を運ぶサービスもあり、当日朝に荷物を預ければゴール地点までもっていってくれた。
なおBlayney近郊にはたくさんの路上駐車場がある上に、スーパーの駐車場も使えるようになっていたため、車を置くスペースには困らないだろう。一方、Bathurstもゴール地点のサーキットの駐車場に車を置けるようになっていたのでやはりスペースには困らないだろう。
今回は後者のプランを選択した。レース後、再びアップダウンを自走するのは大変ではあったが、Bathurstで受付をした後、車で軽く下見をしながらBlayneyに移動し、睡眠時間をしっかり確保したうえでスタートできたので、良い選択だったとは思う。BathurstからBlayneyは完全に一本道であるので、スマホなどがなくても問題なく帰れるが、下見はしておいた方が安心である。
なお、前日のクリテリウム会場では自転車用品を売る出店が複数あり、当日のレーススタート地点も同様であった。
【レース展開】
今回のレースは110㎞で、緩やかなアップダウンが連続し、80km地点から5㎞程度の登りがスタートしKOMを経て、ゴールといったプロフィールである。KOM以外の登りは長くても1分程度であり、最後のKOMに、いかに力を残すかが重要になる。
複数人出場しているチームを中心に、何度か揺さぶりはあったが、コースプロフィールの影響で決定的なものはなく、また逃げも何度も発生したが、2~3人の逃げであれば結局集団が有利で、年代別100人弱の集団は、結局50人程度がKOMまでに残っていたように思う。そこから、20人弱まで絞られゴールに至った。残念ながら僕はKOMでドロップしてしまったが、最終的にKOMで飛び出した人が逃げ切ったとのことだった。
KOMからの下りはかなり高速な下りで、そこからも平地が続くが、結局10㎞程度なので、独走力がある人が協調したら、確かに逃げ切れるコースかもしれない。なお、最後は地元のサーキットで緩やかな(2~3%?)登りゴールである。
どちらにせよ、前半力を使いすぎないことが大切だろう。日本の周回コースのレースのように、極端なスピードの上げ下げはないし、集団の密集度もそこまで高くないので(E3程度?)危険な場面もほぼなく、非常に楽しいレースであった。
なお、ゴール地点付近では、無料で記念品(ソックスなど)、バナナ、缶飲料(水やコーラなど)を配っており、マッサージサービス、売店(記念ジャージなどの販売)があった。
総じて非常に満足度が高い遠征であった。休みが長めにとれる人であれば、複数の観光地を楽しむこともできるだろうし、休みが取れない人の場合でも、時差がないおかげで、到着してすぐ観光できるというメリットがある場所なので、最大限楽しめるのではないだろうか。
また、飛行機に関しても早めにとれば遠征費用を抑えられるので、国内の長距離遠征を2~3回我慢すれば、全く非現実的なプランではないように感じる。
興味がある人にとって、少しでも有益な情報が届けられたとすれば幸いである。
今後も、定期的に海外のGran Fondo遠征をしたいと考えているので、記事に残し、興味のある人にとって少しでも役に立つ情報が提供できればうれしい。
【エントリー】
今回エントリーしたUGFWS Bathurst Cycling Classic B2B は現地のエリートカテゴリー?選手、UCI年代別、ヒルクライム(世界選手権TT予選)、顔見世のクリテリウム、サイクリングなどに分かれている。エントリーフィーは194AUDで約15000円であった。絶対値としては高価であるが110㎞の公道レースということで同様の国内レースと比べると一般的な価格ではないだろうか。
なお、エントリーが遅れるとレイトフィーがかかるので、早めのエントリーが良いだろう。
【アクセス】
今回のレースはBlayneyとBathurstの間を走るレースであるが、イベントの中心であるBathurstはシドニーからもキャンベラからも車で大体3時間である。どちらも電車でも行けて、特にシドニーからであれば、4時間30分程度でアクセスできるが、 やはり車が楽だろう。
道路に関しては、いわゆるハイウェイと、日本でいう国道のような道路をつなげていくが、基本的に街中以外は制限速度が100㎞/h程度であったので、非常に走りやすかった。なお、街中でも60㎞/h程度であった。また、郊外なため、人通りや自転車の通行もなく、どの車も基本的にはほぼ制限速度通り走っていて、極端に遅い車はおらずそういった意味でも運転しやすかった。
BathurstからBlayneyに至る道 |
今回は、シドニーからアクセスした。シドニーにせよキャンベラにせよ、飛行機は往復5万円程度からあったが、深夜便と早朝便の組み合わせで、仕事の休みを最小限にできるのが、シドニーでANAを使った場合だったので、シドニーとした。
具体的には
NH879羽田22:20発シドニー09:55着
NH880羽田21:30発シドニー05:05着
として、金曜日のみ有給を使い、木曜夜出発、月曜朝到着とし、3日間のみ仕事を休む、2泊4日のスケジュールで遠征をおこなった。
レンタカーはHertzで確保した。例によって、現地でアップグレードしてくれた。
アップグレードでSQ5に! |
【観光情報】
BathurstとBlayneyは周囲に牧場が広がる、完全な郊外で、少なくとも、とても有名な観光地はなさそうであった。
BathurstやBlayney周囲には牧草地帯が広がる |
オペラハウス |
ハーバーブリッジ |
王立植物園 |
Curl Curl Beach |
ブルーマウンテンズ国立公園 |
【レース情報】
前日や前々日、そして当日も会場で受付があるので、前日までは観光できる。当日も8時台のスタートなので極端に早くはないが、やはり会場近くが安心だろう。
なお、スタート地点はBlayneyで、ゴールがBathurst、前日のクリテリウムや受付はBathurst(クリテリウム会場)、当日の受付はBlayney(スタート地点)となっているので注意が必要である。当日はBathurstからBlayneyに人やバイクを輸送してくれるバスのサービスもあったので、Bathurstに宿泊し、荷物を預けてバス移動でもよいし、Blayneyに宿泊し、レース後にBathurstに自走で戻る(最短ルートでは40㎞程度)というプランでも、どちらでも対応可能である。また、スタートからゴールに荷物を運ぶサービスもあり、当日朝に荷物を預ければゴール地点までもっていってくれた。
なおBlayney近郊にはたくさんの路上駐車場がある上に、スーパーの駐車場も使えるようになっていたため、車を置くスペースには困らないだろう。一方、Bathurstもゴール地点のサーキットの駐車場に車を置けるようになっていたのでやはりスペースには困らないだろう。
今回は後者のプランを選択した。レース後、再びアップダウンを自走するのは大変ではあったが、Bathurstで受付をした後、車で軽く下見をしながらBlayneyに移動し、睡眠時間をしっかり確保したうえでスタートできたので、良い選択だったとは思う。BathurstからBlayneyは完全に一本道であるので、スマホなどがなくても問題なく帰れるが、下見はしておいた方が安心である。
なお、前日のクリテリウム会場では自転車用品を売る出店が複数あり、当日のレーススタート地点も同様であった。
前日のクリテリウム |
【レース展開】
スタート地点付近の様子 |
今回のレースは110㎞で、緩やかなアップダウンが連続し、80km地点から5㎞程度の登りがスタートしKOMを経て、ゴールといったプロフィールである。KOM以外の登りは長くても1分程度であり、最後のKOMに、いかに力を残すかが重要になる。
複数人出場しているチームを中心に、何度か揺さぶりはあったが、コースプロフィールの影響で決定的なものはなく、また逃げも何度も発生したが、2~3人の逃げであれば結局集団が有利で、年代別100人弱の集団は、結局50人程度がKOMまでに残っていたように思う。そこから、20人弱まで絞られゴールに至った。残念ながら僕はKOMでドロップしてしまったが、最終的にKOMで飛び出した人が逃げ切ったとのことだった。
KOMからの下りはかなり高速な下りで、そこからも平地が続くが、結局10㎞程度なので、独走力がある人が協調したら、確かに逃げ切れるコースかもしれない。なお、最後は地元のサーキットで緩やかな(2~3%?)登りゴールである。
どちらにせよ、前半力を使いすぎないことが大切だろう。日本の周回コースのレースのように、極端なスピードの上げ下げはないし、集団の密集度もそこまで高くないので(E3程度?)危険な場面もほぼなく、非常に楽しいレースであった。
ゴール付近の様子 |
総じて非常に満足度が高い遠征であった。休みが長めにとれる人であれば、複数の観光地を楽しむこともできるだろうし、休みが取れない人の場合でも、時差がないおかげで、到着してすぐ観光できるというメリットがある場所なので、最大限楽しめるのではないだろうか。
また、飛行機に関しても早めにとれば遠征費用を抑えられるので、国内の長距離遠征を2~3回我慢すれば、全く非現実的なプランではないように感じる。
興味がある人にとって、少しでも有益な情報が届けられたとすれば幸いである。
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