2024前半導入機材インプレ:Look Keo Blade 2024年モデル、タクリーノ バランスウエイト、Vittoria Corsa N.EXT、Yokohama Advan Sport V107、Surluster Loop Power shot

最近導入した機材のショートインプレまとめ
 
【自転車関連】
 
 <Keo Blade Ceramic TI (2024年モデル)>
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過去の記事にあるように、もともとTimeを長らく使っていたが、Lookの2020年モデルが出てからは、一貫してKeo Bladeを使用してきた。
 
なんといっても、Keo Bladeの安定感は癖になるし、膝がぶれないからしっかり踏めるというメリットがある。そして、2020年モデルからはガタも出にくくなったから、頻繁に買い替える必要がなくなった。
2024年モデルが出たと聞いて早速買い替えてみた。今回は正直、すごく大きく変わったわけではないが、安定感が上がったことは分かった。少し使った限りでは、耐久性などもこれまでと大きく変わらなさそうである。 もう一つの言い分である空気抵抗減少は、当然良く分からない。今回は、ロングインプレを書くほどの劇的な変化はないが、個人的お勧めかつお気に入りパーツであることは間違いない。メーカーからの言い分によると、耐水性が上がった≒耐久性向上、ということなので、長期使用が楽しみである(が、これまで耐水性について気になったことはないので、どこまで実感できるかは不明である)。
 
ホイールバランスを取りたいけど、自転車用のバランスウエイトで手ごろで使いやすいものってあるだろうか、と思って探して出会った製品がこちら。もちろん、他の目的のバランスウエイトを流用してもよいけど、これは自転車用にちょうど良いサイズ、重さで使いやすい。迷ったらこれ、という感じ。
車と違って、自転車の速度域でどこまでホイールバランスが大事かは分からないし、そもそもTLRでシーラントを入れたら、ホイールバランスなど語る資格もないが、それでも、試しに前後に1gだけ付けたら、それだけでもだいぶ変わった。Tarmac SL8に純正でついてくるROVAL RAPIDE CLX II は本当に良いホイールだが、リムハイトの高さとシーラントが相まって、少なくとも僕の個体は、手で回しただけで車体がだいぶ振れてしまっていた。バルブの反対側に、1gという、本当にわずかな重りをつけただけで、その振れがほとんどおさまったし、実際に乗ったときの直進安定性も上がったので、もし気になるなら試す価値はあるだろう。もちろん、それでタイムが変わるとか、レースの順位が変わるとか言うことはほぼないだろうが。
本当はホイールバランスシステムを使って正確にバランスを取った方が良いんだろうけど、簡易的にでもバランスを取りたいという人にはお勧めの製品です。
 
<Vittoria Corsa N.EXT> 
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Vittoria派の人間として、Corsa N.EXTはずっと気になっていた。この度、セカンドバイク用に導入したので、ショートインプレしたい。CorsaシリーズはCorsa CXの時代からずっと使い続けており、そのしなやかさにとても満足しているし、グラフェンコンパウンドになってからは耐久性・耐摩耗性の高さにも本当に満足している。実際、Corsa Proは過去最も気に入ったタイヤである。
Corsa N.EXTは耐久性がより高いタイヤなので、本来は長期に使うべきではあるが、短期使用の段階で感じたことについて述べたい。まずはめやすさについて。これに関してはCorsa Proと比べるとやや硬く、はめにくい印象だった。ただ、今回、自分のリム(Mavic キシリウムプロカーボンUST)の内幅を17mmと勘違いしていて、19㎜幅のリムに24Cを入れたので、適切なサイズ、例えば26Cなどであれば、はめやすさについては、また違う印象になるかもしれない。
乗り出して感じるのは、やはりCorsa Proと比べて硬いという感触。ただ、良く言えばコシがあるので、お世辞ではなく、実際に、しなやかなタイヤより硬めのタイヤが好きな人だと、こちらの方が好きかもしれない。トントンと小気味よく衝撃を減衰してくれるので、不快ではない。グリップ力も、さすがのグラフェンコンパウンドで、全く不満がない。
練習からレースまで一本で済ませたい人、しなやかすぎるタイヤが苦手な人、コストパフォーマンス重視の人など、幅広い要望に応えられる、良いタイヤだと思う。なんだかんだ、リピートしそうである。
 
【車関連】
<Yokohama Advan Sport V107>
もともとV105を使っていたのでV107に買い替え。サーキット走行などで酷使されたV105との比較にはなってしまうが、静寂性がわずかに上がっている感じがするのと、良い意味で少し路面とのタッチが柔らかくなった気がする。しっかりしており、かつしっとりしている、という感じ。サーキットを走っていないのでグリップ力などは分からないが、もともと必要十分なグリップがあったので、問題ないだろう。海外メーカーと比べると値段も高くないし、おススメできるタイヤである。
 
パワーが上がるという噂のループパワーショット。ほんとかいな、と半信半疑で入れてみた。もちろん、馬力計測などは出来る環境にないし、そもそもこういう製品の効果は、車の状態によって変わるだろうから、あくまでも参考程度になると理解している。
さて、入れた直後、これは全く違いを感じなかった。プラセボ効果なのか、少し滑らかになったような気がしなくもないが、まあ、理論上も、そんなすぐに効くはずはないだろう。
数回、車に乗るうちに、心なしか、エンジンをかけたときの振動が少なくなったような気がする。あくまでも気がする程度だが、これはもしかしたらパワーショットの効果かも知れない。回した時のふけ上りも少しだけ滑らかになった気がする。
車によって効果が変わるだろうし、ある程度乗っている車じゃないと効果が表れないと思うが、そこまで高い製品でもないし、興味があったら止めはしない製品である。恐らく、僕自身も、次のエンジンオイル交換の時に、なんだかんだ、また追加してしまう気がしている。

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