よく進むロードバイクにするには―パーツ考 0.はじめに

ロードバイクの走りは、半分以上パーツが決める、という人もいる。また、同様に、フレームと同じくらいホイールが大事だ、という意見を聞いたこともある。

さて、パーツをいじることで、走りはどう変化するのか。少ない例であるが、自分で試したものについて、まとめてみた。

[目次]
0.はじめに
1.続・ユーラス考
[趣旨] [タイヤ、チューブをいじる]
[結線] [よく進むホイールとは][なぜテンションを上げたくなるのか]
[峠の下りと横剛性][やってはいけない実験]
[スポークテンションとG3][今ユーラスを買う意義とは]
2.フルクラムクランクの真実
[クランク考][購入理由]
[詳細インプレッション]
[カーボンクランクのメリットは?①-剛性考]
[カーボンクランクのメリットは?②-振動考]
3.フュージョン3のメリットは?
[概論][はめるまで][ローラーで実験] 
[直前に使っていたタイヤ][簡単な結論][乗り心地、振動吸収、振動減衰]
[トラクションのかかり、ロードインフォメーション、グリップ]
[転がり抵抗][重さ][さらに実験]
[ハッチンソン アトム][結論]
4.総括
番外編① CANNONDALE SUPERSIX EVO インプレ
番外編② TREK MADONE 6 2013年モデル インプレ①
インプレ② ←こっちが本当のインプレです。


まずは、ホイールについて。昨年度に購入したユーラスについて、さらにいろいろいじったので、その結果を綴ってみた。

そして、もう一つのテーマは、振動を減らすことにつながるパーツについて。以前、アマンダの千葉さんが、雑誌の取材に対して、”自転車で足を引っ張るのは振動だ”というような主旨のことを言っておられた様に記憶している。では、振動を減らすとどういう効果が出るのか。タイヤとクランクについて試してみた。

参考までに、使用フレームに興味がある方は「CASTI Vinciについて―ロードバイクの明日を探る 2」などをご参照ください。ホイールについては「ユーラス考②」「ユーラス考③」「ユーラス考④」などを参照して下さい。

要約すると、フレームはCASATI製、素材はデダチャイ 7003アルミ トリプルパテッド仕様、ホイールは2011年モデルのユーラス2-WayFit カンパ仕様、スポークテンションは、前を少し、後ろを大幅に上げてある。体重は55㎏、走りのタイプは(オールラウンダーを目指す)クライマー。

また、使用パーツについて、ハンドル(デダ ニュートンシャロー)・ステム(デダ ゼロ100)・サドル(セラSMP コンポジット)については、「今年導入したパーツのインプレッション」 に記したものから変化なしです。使用感に興味がある方はご参照ください。

(次の記事に続いています)

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